かんしくん
とはかんしくん
は、音声合成ソフトが作成した
*.wav
と *.txt
を取り込むための連携ツールです。
このツールがなくても問題なく PSDToolKit を使うことができますが、このツールを使うことで音声合成ソフトからの出力を自動的に拡張編集へ取り込むことができるようになるため、より効率的に作業を進めることができます。
1フレーム目に音声とテキストがある *.exo をドロップした時
にチェックを入れます。口パク準備
や 字幕準備
などのオブジェクトが自動生成されません。setting.txt
をダウンロードします。setting.txt
を、「かんしくん」のフォルダーにコピーします。forcepser.exe
を起動すると黒いウィンドウが現れ、フォルダーの監視が始まります。監視中の対象フォルダーに名前のルールを満たす *.wav
と
*.txt
が作成されると、拡張編集の現在のカーソル位置へファイルがドロップされます。
これは AviUtl のプロジェクトファイルがまだ保存されていないため処理を続行できない、ということを伝えているエラーです。
AviUtl のプロジェクトファイルを保存してからもう一度試してみてください。
かんしくん設定ファイル作成ツールでは音声合成ソフト側で行うべき設定の案内もしているので、ツールの案内に従ってみてください。
かんしくんを使うには同じ名前の *.wav
と
*.txt
が作成されることが必要ですが、現在の CoeFont Studio
ではそのような動作になっていないため、そのままだとかんしくんを使うことはできません。
セリフ単体のダウンロード時にテキストを保存する Chrome 拡張機能を用意しているので、これがうまく動けば使えるはずです。
音声合成ソフトはリストにあるけどキャラクターがいない、という状況の場合は以下の手順を参考にしてみてください。
一致するルールが見つかりませんでした
というエラーメッセージが出ることを確認します。tmp
フォルダーの中を見ると、そのキャラクターの名前を含む *.wav
や *.txt
があるはずなので、そのファイル名からキャラクターの名前だけをコピーします。かんしくんは仕組み上、同じ名前の *.wav
と
*.txt
を同時に出力するソフトであれば大抵は連携できます。
ただしそのためには仕様に従って設定を書く必要があり、理解せずに書くのは難しいです。
もし似たソフトが既にある場合は、流用して上手く動かないか試してみてください。
例えば GUI が VOICEVOX 系のソフトであれば、VOICEVOX
の設定をある程度流用できるかもしれません。
デフォルトでは AviUtl
のプロジェクトファイルがある場所に音声ファイルが配置されていきますが、setting.txt
の destdir
を書き換えればこれを変更することもできます。
[[rule]]
セクション内で変更すれば、キャラクターごとに別のフォルダーに配置するようなこともできます。
ただし、これを変更することには運用上のデメリットがあるため、変更することはおすすめしません。
setting.txt
の注意書きを読み、十分に理解した上で自己責任で変更してください。